人生を拓くために必要な逆境力とは

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ここでは、あなたが夢を叶える為の手助けになる記事を紹介していきます。  

あすか会議2018のセッション「すべては導かれている - 逆境を越え、人生を拓く5つの覚悟」の内容を書き起こした記事を紹介します。



田坂 広志
多摩大学大学院教授 田坂塾・塾長 世界賢人会議Club of Budapest日本代表


今日は、非常に感慨深い思いでやって参りました。あれは3年前でしょうか、仙台でのあすか会議にもお招き頂いたのですが、私はいつもこうした場で、一つだけ、覚悟を定めていることがあります。「一期一会」。私はいつも、「この講演にお招き頂けるのは今日この日が最後だ」と、思い定めて講演をさせて頂いています。

従って、未熟な一人の人間ながら、あの3年前のあすか会議でも、「これ以上の講演はもうできない」という思いで務めさせて頂きました。それが、よもや、またお招き頂くことになるとは思っていなかったのですが、これも天の配剤でしょう。導きと言ってもいい。また、こうやって、あすか会議にお招き頂いたこと、改めて深くお礼を申し上げたいと思います。

いま申し上げたように、どの講演も、「一期一会」と思い定めて話をさせて頂いています。ですから、今日もまた、その思いで、1400名の皆さんのかけがえのない人生の時間を、1時間、お預かりさせて頂きたいと思います。

まず、最初に申し上げたいことがあります。皆さんは、このグロービスという素晴らしいビジネススクールで学ばれてきた方々ですが、では、皆さんは何のため、このビジネススクールに入られたのでしょうか。

私もまた、多摩大学大学院のビジネススクールで教鞭を執っている人間ですが、私の講義を聴かれる受講生・学生の方々には、いつも最初に、そのことを伺います。「皆さんは、何のために、この学び舎に来られたのですか」と。

実は、それはMBAを取るためではないですね。資格を取るためではないですね。皆さん、思いはただ一つではないでしょうか。

「人生を拓きたい」。その思いで、こうして集まってこられたのではないでしょうか。 私自身、いまだ人生の道を求め、歩み続けている人間ですが、私もまた若い頃、道を求め、求めて、「どうすれば自分の人生が拓けるのか」という思いを持って歩んできました。

私自身、その思いを持って歩んできましたので、こういう場に集まり、何かを学ぼうとされている方々のお気持ちも、究極、「人生を拓く」という一点にあると思っています。

「人生を拓く」。これは誰にとっても極めて大切なことですが、では、人生を拓くために必要なことは何か。もとより、ビジネス理論や戦略論、ものの考え方やロジカルシンキングも大切です。

また、キャリアプランやキャリア戦略も大切でしょう。しかし、実は「人生を拓く」という一点で考えるならば、最も大切なものはただ一つだと、私は思っています。
「人生を拓く」。これは誰にとっても極めて大切なことですが、では、人生を拓くために必要なことは何か。もとより、ビジネス理論や戦略論、ものの考え方やロジカルシンキングも大切です。また、キャリアプランやキャリア戦略も大切でしょう。しかし、実は「人生を拓く」という一点で考えるならば、最も大切なものはただ一つだと、私は思っています。

それは、「逆境力」です。逆境というものを越えていく力です。なぜなら、皆さんがどれほど優秀な方であっても、必ず逆境に直面されるからです。苦労や困難、失敗や敗北、挫折や喪失、ときに病気や事故。人生においては、そうした逆境に、必ず皆さんも直面することになるでしょう。そのとき、皆さんはどのようにして、その逆境を越えていかれるのか。

しかし、この「逆境力」とは、単なる根性とか、忍耐力とか、執念といったものではありません。それだけでは、決して人生は、拓けない。実は人生には、最強の「逆境力」というものがあるのです。今日は、その話をさせて頂きたいと思います。それが今日のテーマです。

では、最強の「逆境力」とは何か。それは、この一つの覚悟を定めることです。「すべては導かれている」。そう腹を定めた瞬間、目の前の風景が大きく変わります。そして、不思議なほど、心の奥底から力が湧き上がり、目の前の逆境を越えていくための叡智が与えられます。

では、なぜ、この覚悟を定めなければならないのか。それは、目の前の逆境に「正対」するためです。そもそも、なぜ我々は、逆境を越えることができないのか。それは、実は、逆境の厳しさや大きさのためではないのです。我々が逆境の前で立ち尽くしてしまうのは、その逆境が大きいからでも、自分の力が無いからでもないのです。

我々が逆境を越えられない理由は、実は、その逆境に「正対」できなくなるからです。目の前の逆境に正面から向き合うことができなくなるのです。なぜなら、人間というのは、大きな逆境に直面すると、心が必ずこう動くからです。「ああ、なぜ、こんなことになってしまったのか」と考え、過去を悔いることに延々と心のエネルギーを使ってしまうか、「ああ、こんなことになってしまった。これからどうなってしまうのか」と考え、その不安で心が一杯になってしまう。未来を憂うことに、また延々と心のエネルギーを使ってしまうのです。 

しかし、もし我々が、目の前の逆境に心を定めて正対することができれば、必ず、道は拓けます。力も湧き上がってくる。叡智も降りてくる。それにもかかわらず、その正対ができないのです。そのことを私は、私自身の逆境の体験を通じて学ばせて頂きました。今日はその話から始めてみたいと思います。
続きます。

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