時節感当(じせつかんとう)

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時節感当

これも、世阿弥の造語です。
ここでいう「時節」とは、能役者が、楽屋から舞台に向かい、幕があがり橋掛かりに出る瞬間を言います。幕がぱっと上がり、役者が見え、観客が役者の声を待ち受けている、その心の高まりをうまく見計らって、絶妙のタイミングで声を出すことを「時節感当」(じせつかんとう)と言ったのです。

これは、タイミングをつかむことの重要性を語ったものです。どんなに正しいことを言っても、タイミングをはずせば人には受け入れられません。商談などの交渉事や、案件を上司に図る時など、「タイミングを逸して失敗した」といった経験は、誰にでもあるものです。

タイミングが人の心の動きのことだとすれば、逸したのは、人の心をつかんでいなかったから、ということになるでしょう。

「これ、万人の見心を、シテ一人の眼精へ引き入るる際なり。当日一の大事の際なり。」(万人の目を主役に引きつけることが、何よりも大事だ。その「時節」に当たることが必要なのだ。)

正しいだけではだめで、その正しさを人々に受け入れてもらうタイミングをつかむことが必要なのです。
 

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