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GIVE AND GIVE ミナジョーです。
ここでは、あなたが夢を叶える為の手助けになる記事を紹介していきます。
今日は「怒りの感情が起こるしくみ」という記事を紹介します。
怒りの感情をコントロールできない大人が増えています。
怒りをコントロールできない原因として、先天的に脳機能の発達が遅れた状態である発達障害や、うつ病、双極性障害(躁うつ病)といった精神の病気がクローズアップされ、専門の病院も増えています。
しかし、こうした症状の診断は、どこからが脳や精神の障害なのかというラインがはっきりしているものではないために、グレーゾーンで難しいケースが多いのです。
なぜかといえば、怒りの感情が特別なものではなくて、人間にとって自然な反応であり、脳が発するひとつのサインだから。
イライラや怒りという感情は、「つまらない」「痛い」「つらい」といった、ストレスを受けたときに起こる感情のひとつなのです。
ストレス反応ですから、放置して蓄積すると、うつ病をはじめとして、いろいろな心と身体の病気を引き起こす原因になるわけです。
怒りは、誰にとってもある自然な反応なのですから、ストレスケアを覚えれば、先天的な原因がある人でも、多くの場合は自分で症状を軽減することが可能です。
アンガーマネジメントやストレスケアの本がこれだけ多く出版されているのは、セルフケアが有効だという証拠だといえますよね。
ここでは、ストレス反応で起こる「怒り」という感情を自分で鎮められる10のテクニックを紹介します。
ぜひ習慣化して、心と身体の健康に役立ててください。
1. 怒りの感情が起こるしくみ
「喜怒哀楽」とは、「喜び」「怒り」「哀しみ」「楽しみ」という人間の感情を表す言葉。
人間には、いろいろな感情があるからこそ、生きる張り合いが生まれるのです。
また、感情はホルモンの分泌や身体機能に影響を与えるので、身体の健康とリンクしており、精神的負担となる負の感情が重なると、いろいろな病気を引き起こす原因になるのです。
そうした感情のひとつである「怒り」も、人間にとってプラスマイナス両面のエネルギーをもっています。
怒りのコントロール法を紹介する前に、「怒りのしくみ」を解説しましょう。
1-1. ストレスは脳の防御反応
人間は、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚という五感で、外部からの刺激を感知します。
五感で受けた刺激は、電気信号となって神経細胞を伝わり、脳の各部位で受け取られると、扁桃体という部位で脳に保持されている記憶と照らし合わせて、感情が生まれます。
扁桃体では、瞬時に「好きか嫌いか」「快か不快か」といった二択が行われて感情が生まれるのですが、ここで「嫌い」「不快」「つらい」「痛い」「悲しい」という負の感情が生まれると、脳は自分を守ろうとして全身に指令を出します。
このとき、筋肉を緊張させて臨戦態勢をとり、ホルモンの分泌を増やして身体機能を高め、心拍や呼吸を早くして行う危機回避行動などは、ストレス反応と呼ばれる人間の防御反応。
臨戦態勢ですから、この状態が続けば心身は疲労します。
「負」の感情である怒りも、危機回避をするために「心の問題」を知らせるサインなのです。
しかし、怒りの感情がすべてマイナスに働くとは限りません。
人間はストレスがあることによって、充実感や達成感が生まれ、生きる張り合いを感じるという一面もあります。
1-2. 怒りがわく主な要因
「怒りは願望の裏返し」と、いわれることがあります。
願望が裏切られたり、予定がくるったりすると、とっさに腹を立てることがありますよね。
これは、人間の本能に「闘って撃退するか逃げるか」という二択の反応プログラムが備わっているからだといわれます。
突然予定していたことがくるった場合には、逃げることができないので、脳が撃退モードになって怒りを感じるのです。
相手に抱いていた願望が裏切られたときも同じで、自分が傷つくのを防ごうとして防御態勢に入ります。
「堪忍袋の緒が切れた」という状態は、自分は我慢しているのに相手は我慢していないという感情が怒りにつながった状態。
予定通りに物事が運んで欲しいという感情も願望だと考えれば、怒りのおおもとには常に願望があります。
人間関係において、最初から相手に対して願望を抱かなければ、怒ることもないわけです。
1-3. 怒りは寿命を縮める
怒りで発生するマイナスのエネルギーは、心身に様々な形で悪影響を与えます。
ストレスの中でもとくに興奮状態を招く感情ですから、身体機能と相関関係が深い「怒り」。
大脳皮質には、衝動的な行動にブレーキをかける働きがあるのですが、感情が高まって興奮状態にあるときは大脳皮質で酸素が不足することがわかっています。
酸素不足がさらに怒りを増幅させることとなるので、怒りは悪循環に陥りやすいのです。
ストレス反応が起こると、交感神経が高まって自律神経のバランスが崩れることはよく知られています。
自律神経は、心拍、呼吸、血圧、体温、消化吸収といった生命維持に欠かせない身体機能をコントロールするシステム。
活動モードをつくる交感神経と、リラックスモードをつくる副交感神経が常に6:4程度の割合で働き、どちらかが優位になっています。
怒りの感情を抑えられないとリラックスなどできないことは、誰でもわかりますよね。
交感神経ばかりが高まっていると、身体機能に重大な問題を引き起こしていろいろな病気の原因となり、しいては寿命を縮めることにもつながるのです。
出典
怒りをコントロールする10の習慣-脳のストレス反応に対処する
https://re-sta.jp/10-habits-to-control-anger-9057
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